食にこだわらないのは悪か?

正直、食べ物には関心がない。
腹が減ったら絶対に食べるし、満腹になったときの幸福感もある。
ただ、口に入るものにこだわらない。
だから、「これ、美味しいから食べて」って言われると、遠慮したくなる。
「美味しいって感じる人が食べればいいよ」って。
だから、家族での僕の立ち位置は、「変な人」だ。
いやいや、遠慮してるんだって。
だって、別に有名店のケーキだからって特別に食べたいって思わないし。
甘いもんだって食べるけど、コンビニの串団子で充分なんだよ、僕は。
パンも焼きたてのパン屋さんじゃなくて、スーパーの割引された消費期限間近のものだって怒んないし。
外食に行くのだって面倒だから、みんなで出掛ければいいじゃん。
寿司でも焼肉でも、まったく出掛ける気にはならないから気にしないでよ。
僕は卵かけご飯でも食べとくし。
足らなかったら、お茶漬けでもいいし。
あとはインスタントのコーヒーでも飲んどくから、大丈夫だよ。
何度も言うけど、遠慮じゃないんだよね。
優先順位が違うだけ。
美味しさについての価値観も違うんだろう。
家族は、「昔は何を食べても喜んだのに」って言うけど、ね。
記憶にはないなあ。
別の意味、何でも喜んで食べているような気もする。
食にこだわりを持っていなくても別に困らないしね。